ポツンと一軒家
2024年5月17日 金曜日
空はまだ水色のままだが
雲の流れが速い
なりそこないの積乱雲が
ちぎられる綿あめのように消えて行く
明日(17日)は真夏日になりそう
今年の梅雨は短いが
大雨が増える
昨日(15日)ニュースで
ポツンと佇む山間の一軒家で相次いで
強盗事件があったと報道されていた
栃木、長野、群馬、福島と連続で起きている
某テレビ番組でそんな名前の番組があるが
誰しも興味を持ちそうなグーグルで一軒家を
検索しGPSを使って追跡していく
険しい山道や車一台ががやっと通れる
ような道をあえて映す
迷子になって近場で誰かに聞く
その場所まで連れて行ってくれる隣人さえいる
やっとたどりついたところで
「ポツンと一軒家という番組なんですけど」と
いいように考えると
こんな辺鄙なところでも自然と共存して
心豊かに暮らしている人がいる、という
アピールを感じる
畑を耕し自給自足で老人が暮らしていたりする
清水を利用して生活用水にしていたり
先祖から受け継いだ土地を守っている
だけどもし彼が資産をタンス預金していたら
悪党はきっとそれを狙うだろう(笑)
実際にX(ツイッター)で場所を特定して
投稿している人もいる
携帯で撮った写真の「瞳」に写った景色から
投降者の居場所を特定した投稿もあった
ある意味怖い時代でもある
日本で一番美しい道 美瑛 Beautiful scenic road in Japan
※2分
財産もないし、強盗に殺されてもいいよ
なんて人がいれば別だが
誰だって怖い思いや痛い思いはしたくない
悪党が世の中からいなくなれば別だが
残念ながら悪党は未だにニュースに出てくる
日本はある意味刑罰が軽いのかもしれない
重罪であれば世の中から隔離される時間が
長くなり、リスクが大きいと思えば
犯罪に加担する者も減るのかもしれないが
悪党は社会が生んだ産物なのでで、寛大な処分を
求める社会も必要なのかもしれない
もんちっちが言いたいのは
日本は昔のように安全な国ではないということ
情報が容易に手に入ること
人道的な教育が希薄になったこと
分断によって貧富の差が拡大し続けていること
考えられる理由はたくさんあるが
自分を守っていかなければ
安全が確保されない社会になったことは
間違いない
昨日も市のアナウンスで
「〇〇さんが、午前〇時ごろ行方不明になり
ました。お心当たりの方は〇〇警察まで
ご連絡ください」という放送が流れていた
5月は数日おきに行方不明者のアナウンスが
流れている
確かに個人を特定するものではなく
人命にかかわることなので、このことに関しては
本人や家族の了解があれば個人情報は
公開できる
同じようにポツンと一軒家の番組も
同意があれば法的には問題ない
まさか自分が犯罪に巻きもまれるかもしれないと
考える人はいないだろう
番組の着眼点はいいが
やり方に問題があった
もんちっちがいつも言う
「志はよかったが方法が間違っていた」である
番組はなくならないだろうが
方法を変えないと
せっかくの善意が悲惨な結果を招きかねない
ポツンと一軒家
鍵などかけずに垣根越しに挨拶して
おかずをちょっと多めに作ったら
おすそ分けに行き来する
「オタクの〇〇ちゃんいくつになった?
隣町の〇〇君が嫁さん探してるんだけど」
こんな余計なお世話なもの好きも昔はいた
人権侵害だ、煩わしいと
親や親せきの目の届かないところへ
散らばっていった
知らないとことで知らない人と知り合って
暮らしていくのはとても心労がいる
心を病み貧困に陥るケースも少なくない
田舎は過疎になり
ポツンと一軒家ができる
年老いた高齢者がひとりで暮らしていたりする
その縮図を今回、能登の地震で
目の当たりにした
これはこれですべてが便利になった世の中の
流れとして仕方のないことかもしれない
日本も世界の流れとともに姿を変えていく
日本人はもともと
集落の中で暮らしていた
子育ても集団の中で行っていた
そんな原始に戻るのがいいとは思わないが
そんな日本人の特性までも
狩猟民族の西洋思想と照らし合わせて
矯正してきたことに無理はなかったのだろうか
ポツンと一軒家
もんちっちの心のようだ(笑)
後ろに目はついていないから
前を向いて歩いていくしかないだよなあ
(相田みつをではありません)(笑)♡