依存症(いぞんしょう・いそんしょう)
2024年9月21日 土曜日
自分の知識確認のため再考してみた
※4分
精神科医の見解
※13分
依存症にはまる人の脳は
ある意味、脳の特殊な状態ともいえる
脳内の神経伝達物質のドーパミンが関係する
脳の報酬を求める回路が形成される
脳内の神経細胞の機能が変化する
条件づけによる使用欲求の増大
これらのメカニズムによって起こる
つまり脳内の神経伝達物質である
ドーパミン(快感を感じる物質)が関係する
ニコチンなどを摂取したり、ギャンブルや
買い物をして高揚感を得ているとき
ドーパミンの分泌が活発になっていて
その状態を求めるために行動を繰り返して
しまう
ギャンブルも依存症の一つである
ギャンブルだけではなく、スマホも依存症である
アルコール依存症は日本に109万人いる
アルコール、ギャンブル、薬物患者は
数百万人いると言われている
いずれも自分の意思ではコントロールできない
何度やめようと思っても
条件が揃うとまた同じことを繰り返す
意思の弱さや性格の問題ではない
だから家族が何かをしたから止めさせられる
ものでもない
依存症は欲望をコントロールできなくなる
脳の病気であることを、ちゃんと理解する
ことから始めないと問題は解決しない
※厚生労働省解説資料
※大石クリニック(専門医)ホームページ
昔から飲む、打つ、買うなどと言われてきた
男の甲斐性のなかには、依存症も数多く
含まれていたのかもしれないね(笑)
「どうしようもないバカ旦那」だった(笑)
ただ現代の依存症は少し形を
変えているように感じるが
やはりコミュニケーションの希薄化や
親子の特に幼少期の時間の共有の少なさ
にも関連があるのかもしれないね
”依存症の原因はさびしさにあります。
人は、底知れないさびしさや満たされない
感情を埋めようとしてモノや人で「安心」を
得ようとするのです。
しかし、本当の安心は得られず、さびしさを
埋め続けようとエスカレートしていきます。
これが依存の始まりです。”
※Webより引用
”成瀬は、依存症者の心理的特徴を
以下の6つにまとめました。
①自己評価が低く自 分に自信がもてない
②人を信じられない
③本音を言えない
④見捨てられる不安が強い
⑤孤独でさみしい
⑥自分を大切にできない、としました。”
※原田隆之 著,あなたもきっと依存症より
”依存症は約束を守れない、嘘をついて家族との
喧嘩が増える、生活リズムが崩れる
体調を崩す、お金を使いすぎるなど
何かしらの問題が起きているのにも関わらず
ほどほどにできない、 やめられない状態に
陥るという共通点があります。”
※Webより引用
なぜ今更こんな記事を書こうと思ったかと言うと
ある方からいただいたコメントの返信に
「ギャンブルは存在が悪いのではなく
使う側の問題」というお話が出て来たので
気になって再考してみた
確かにダイナマイトだって原子力だって
平和のためだけに利用すればいいが
真逆のために利用されることもある
ギャンブルだってほどほどに予算内で
楽しめば何の問題がないのであるが
人間は、とくに「報酬系の脳」の状態の
人たちにとっては依存症の原因にもなる
そしてこれは人格によらず
全ての人が陥る可能性がある病気
※大石クリニックHPより引用
もんちっちが言いたかったのは
「人間はみんながみんな
強い人間ばかりではない」ということ
辛くて酒におぼれることもある
だが大概は辛さを忘れられるのは
一瞬のことなのだと悟る
飲んだ翌朝二日酔いで
このままじゃダメになると
どん底から這い上がる
でも辛さが自分の許容範囲を超えていたなら
立ち上がることさえできず
痛みも辛い思いも消してくれる酒に入り浸る
「脳」がおかしくなる前にやめればいいのだが
何かにすがりたい人間の弱さがやめさせない
これを繰り返して脳はおかしくなっていく
脳がおかしくなってしまえば
周りの物は何も見えず
酒にありつくことだけが生きる意味に
なっていく
気が付いたときには周りにはもう誰もいない
ほぼ人生の終わりである
そして長年傷ついてきた家族も
「脳の病気だった」と知ることで
「罪を憎んで人を憎まず」と考えて
自分たちを解放してあげることも
できるのではないかということ
寂しさの閾値も一人一人違う
もともと強靭なメンタルを持つ人もいる
逆にそうでない人もいる
こころの支えがある人もいる
信じるものがある人もいる
そして同様にそうでない人もいる
十人十色の人間が
千差万別の環境の中で生きている
依存症が回復困難な病気であるからこそ
予防しなくてはならない
タバコやビールの宣伝が深夜にしか
流されなくなったのにも理由がある
ポルノが若年者から保護されているのにも
理由がある
カジノの誘致を反対するのにも理由がある
臭いものには蓋をするのもいいが
臭いものを作らないのも予防である
そして子どもが寂しさなど感じる心の
隙間ができないほど
たくさんたくさん愛してあげよう
そこに山があるから登る
そこに海があるから泳ぐ
されど山や海が危険な場所であることを
教えるのは親の責任でもある
社会から依存症をなくすには
「愛」が不可欠なのを思い起こした
そして再び心に刻んでおこうと思う
☆お笑い
☆歌
Righteous Brothers -- Unchained Melody