老舗がどんどん潰れていく
2024年10月7日 月曜日
老舗と言われる企業や商店の倒産件数が
急増しているらしい
老舗とは昔から何代も続いている店で
先祖代々の家業を守り継いでいる店
創業・設立から100年を経過した企業をさす
老舗という言葉は動詞の
「仕似す(しにす)」が由来で
「仕似す」は「似せる、真似する」
という意味で、創業者から親の代までが
受け継いできた技術を真似し、繰り返す
ことからそう呼ばれたらしい
老舗と名乗るために必要なのは創業〇〇年の
数字ではなく、培ってきた「信用」などの
数字に表せない部分なのかもしれない。
つまり「プライド」であろうか
最近ショックだったのは
イトーヨカドーの相次ぐ閉鎖と上場廃止
片づけともいえる買収の予定である
ヨーカドーはもんちっちのお気に入りの
スーパーだった
食料品は出所確かで価格もリーズナブルで
何よりも質がよかった
果物も確実に甘い、お米も良質
安心して買えた
お惣菜の調味加減も最高だった
しかしだんだんいろんな方面に進出
するにつれ、質は下落し価格も高騰した
だから自然と行かなくなってしまった
大きなショッピングモールに入って
セブンイレブンなどでも買えたり
開店時間が長くなったりと、一見便利に
なったように見えた分、それが商品の質の
低下に影響しているのかもしれないと思った
いずれにせよ企業にも栄枯盛衰は
付きものらしい
ありがとうヨーカドー(*'▽')
日本の老舗企業の倒産は今年四半期で
74件ある(昨年は38件)
日本には企業が45000件ある
(年間2000件くらい増加している)
https://youtu.be/ub9mULbyBp4?feature=shared
倒産件数の1位が製造、2位が小売、3位が卸売
4位が建設となっている
製造では清酒業やお菓子の製造メーカーや
水産加工業、みそ、野菜、漬物などの
食品製造業の倒産が多い
倒産の原因は競争についていけなかった
ことや、コンプライアンス違反も
関係しているらしい(粉飾決済など)
コロナ時の雇用調整助成金などの不正受給
そこまでしなければいけないほど
老舗も追い詰められていた
最近では物価高騰や後継者不足や
人材不足がある
しかし大きな原因は
「時代についていけなかった」ことだろう
「最も強いものが生き残るのではない
最も変化に敏感なものが生き残る」
※ダーウィンの進化論(笑)
強い者や賢い者が生き残るわけではない
ちなみに日本で一番古い企業は
金剛組(宮大工)で1400年前の創業(笑)
今は高松建設の子会社になっている
伝統手法を守っているだけでは
生き残れない
安くて美味しいほうへ消費者はなびく(笑)
アメリカのティファニーはもともと
文房具屋だった
それがジュエリーへシフトを切ったことで
生き残ってきた
つまり時代に合わせて変化することが
生き残りの鍵となる
こだわるのではなく
我流を捨てて「変化し続ける」ということ
しかし伝統文化へのこだわりは
捨てられないから
それを残しつつ、別の新たな道を築くことが
必要ということなのだろう
老舗で経営が順調な企業があれば
そこで学べるものは大きいような気がする
時代でなくなっていくもの
新しく生まれてくるもの
それを繰り返して
人間は社会を作り変えていく
☆(笑)