水ぼうそうに罹ったことないのに帯状疱疹?

2024年8月19日 月曜日





”ロシア極東カムチャツカ半島沖で
マグニチュード(M)7.0の地震が発生し
続いて同半島のシベルチ火山が噴火した。
国営タス通信が18日朝に伝えた。”
※CNNより引用





先日離れて暮らしている長男から
「帯状疱疹に罹った」と連絡があった


ん? おかしいぞ?
彼は水ぼうそうに罹っていないはず
なのに帯状疱疹・・・


”帯状疱疹(たいじょうほうしん)は
水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスによって
皮膚の痛みや発疹などが起こる病気です。


帯状疱疹を引き起こすウイルスは
水ぼうそうの原因となるウイルスと同じ
“水痘・帯状疱疹ウイルス”です。


初めて感染したときには水ぼうそうとして発症し
治った後もウイルスは体内に残ります。
普段は免疫によって抑えられているため
症状は現れませんが
加齢や疲れなどで免疫が弱まると
ウイルスが再び活動し始め
帯状疱疹を発症します。


帯状疱疹は50歳以上の人に多く発症するため
50歳以上の人は帯状疱疹ワクチンの
接種対象とされています。
接種することで発症の予防効果や
発症した場合の症状を軽くする効果が
期待できます。”
※メディカルノートより引用




ふと息子が小さかったころの記憶がよぎった
息子は2才の誕生日を前に
「川崎病」を発症し一時は生死の境を彷徨った
生まれる前からお世話になっている先生の
ところを受診した際に
「市立病院に詳しい先生がいるから
すぐに行って」と言われすぐに連れて行った


・川崎病の主要症状(診断基準)は
5日以上続く発熱
両側眼球結膜の充血
口唇の紅潮、いちご舌
不定形発疹
手足の硬性浮腫、掌蹠ないし指趾先端の紅斑
非化膿性頸部リンパ節腫脹 がある


※徳洲会グループよりお借りしました



ぐったりしているかぐずるかの息子に
おろおろするばかりで何もできなかった
ような気がする


すぐに入院になり経過を観たが改善せず
「免疫グロブリンを使いましょうか」と言われた
ちょうどその年から神奈川県は
川崎病への保険医療の対象に
なったと話を聞いた
(保険を適用しなければ100万円以上の
 治療費がかかった
 いくらかかっても工面しただろうが)


息子は口の中が腫れて痛いために水も飲めず
点滴だけで頑張った
一週間くらい経ったのだろうか・・・
当時の病院の小児用の小さなベッドで
泊まり込んで寄り添って寝た(付き添い)


建て替え前の古い病棟で
風で窓がカタカタ音を立てていたのを覚えている
夢と現実との区別がつかなくなり
ずいぶん長い間夢を見ていたような感じがした
この時見た夢の中で見知らぬ人が
「何かし残したことがあるでしょう?」と
問いかけてきた
そしてもんちっちが答えようとしたときに
その人の姿が消えて
朝の眩しい日差しと重なった


渡米前に捨てた学業と
生き別れた母のことを思い出した
母親はもう取り戻せないが(56歳で死去)
学業は取り戻せる
そして再び医学の道に戻ることになる
(話すと長いので割愛)(笑)




免疫グロブリン(IVIG)が奏功して
息子は一命を取り留めた


当時、川崎病は突然死を起こす病気として
原因不明の怖い病気としてマスコミでも
騒がれていた


子どもを失うという感覚は
このようなことなのだと
絶望感に似たものを感じていた


息子は一か月ほどで退院できたが
同じ病室では亡くなったであろう小児もいた



子どもを失うというのは
自分の心が引きちぎられるより心が痛む
自分の命と引き換えに助けてほしいと
何度も命乞いをする
眠れずに夢と現実の区別もつかない中で
神様に命乞いをする



”川崎病の予後
最近、成人例を対象とした血管内視鏡
血管内エコー、血管機能検査、血管エコーにより
川崎病血管炎が動脈硬化の危険因子となる可能性
が示されています。


また成人例で冠動脈瘤や狭窄性病変と直接関係
しない冠動脈イベント(急性心筋梗塞
急性冠症候群)の発症がみられることが
日本川崎病学会の全国調査や
日本循環器学会との共同研究で
明らかになっています。
川崎病が報告してからいまだ50年しか経過して
いませんので
さらに長期の検討が必要であると
考えられています。


特に冠動脈後遺症を残した既往者はもちろん
急性期にIVIG治療を受けず
心エコー検査もされていない成人既往者での
長期予後に関しては留意が必要であるとの意見も
指摘されてきています。
そのような背景から遠隔期での予後や管理に
対してはさらに継続的な検討の必要性が
指摘されています。”
※徳洲会ホームページより引用



退院後も10年間は自分が勤めていた病院で
毎年エコーの検査を受け続けた
小児科医が「もう大丈夫でしょう」と
言ってくれたので検査も終止符を打った



思い出して気になったのことは
当時いろいろな予防接種を
一か月の間隔で立て続けに受けていたこと
そしてその直後に川崎病を発症したこと


関連性は低いだろうが
免疫を作るのが間に合わず
小さな体に負担をかけ
一時的に免疫力が著しく低下していた
ことは想像がつく


川崎病は未だ原因不明であるが
私の持つ特異的体質の遺伝と
免疫系の異常な反応が原因ではないかと
今でも思っている


川崎博士が亡くなってから
研究も下火になり原因の特定さえ
できていないが
原因が人間にとって対処できうるもので
ることを今も祈っている





話は戻るが
息子が帯状疱疹になったことは
世界の七不思議に感じたが(笑)
30年一緒に暮らしていたから
水ぼうそうになれば気がつく
だけどもんちっちの記憶にはない(笑)


つまり免疫反応の異常で
予防接種したはずの水痘(水ぼうそう)が
何かの感染症と併発して
過去に罹患していたことになる


確かにコロナのときも息子は
解熱剤だけで済んだ
もんちっちは一度も発症していない


ノロウイルスに感染したであろうときも
もんちっちは下痢もせずに
風疹のような発疹だけで済んだ


多くの人とは違う臨床症状が出て
みんなが寝込むようなインフルエンザの
感染時期も平気で過ごしていた


逆に皆が平気な感染症に
突如罹ったりもする(笑)



いまだ原因不明の病気はたくさんある
そして感染症は人類にとっても
パンデミックとなる


そして個々の個体によって
発症の仕方がまちまちであることも
医師としては診断の技量が要求される



ここ数日
息子の帯状疱疹から
疑問が生じて
三十数年前の出来事を思い出した





すべての病気はいつの日か
人類は克服するだろう


しかし病気があるから
人は命の尊さに気づき
同じ病を持つ人にも優しくなれる
そんなことがふと
頭をよぎった


罹って出る症状が千差万別であるように
予防接種によって出る副反応も
個々によって差があることは当然である


巷では予防接種の弊害が注目されているが
これが明らかに解明されるまでには
さらに数十年の研究が必要であろう


感染症は「宇宙戦争」
そして地球上の「いたちごっこ」である
感染症は「罹って死ぬ」か
予防接種で「後遺症になる」かの二択である
それほど人類は進化していない


いつの日か
感染症も超科学の進歩で
克服できる日が来ると
もんちっちは信じている
(それまで生きてはいないが)(笑)





※1分






子どもがどんな姿になろうとも
親の愛は変わらない♡




As long as you are alive, as long as you live
 your life the way you are, 
your parents will be able to live a happy life.


Tant que tu seras en vie, tant que tu mèneras
 ta vie comme tu le fais, tes parents 
pourront vivre une vie heureuse.

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