社会での生きにくさ

2023/11/23 21:00

2023年11月23日　木曜日　
勤労感謝の日

芸術家などに少なくない統合失調症
言われなければわからない人や
明らかな症状があらわれている人もいる

HGBTに関しては人口の５％と言われている
つまり100人に5人は、そのような脳を持つ

ゲイに関しては、公言しない場合や
両性との性交が可能なために
結婚して普通の生活をしている人も
少なくない

10人に2人は精神的な問題を
抱えていると言われる現代
みんなが生きやすくするためには
どうしたらいいのか

もんちっちがいた業界では
ADHDや人格障害の人がが少なくなく
（対人サービスの職場にもかかわらず）
業務に支障をきたしてしまうことも
多々あった

自分の気に入った洋服が
人から見て「ん～」という
ことがあるように
自分が好きだからと言って
必ず「似合う」とは限らない

「社会」が絶対多数の原理で
動いているように
「世間」も多数決で
物事が決められることが多い
それがいいとか悪いとかではなく
仕事においては
「向き」「不向き」がある

不向きな職業を選んでしまえば
周りへの影響とともに
自分も大きな苦しみのなか
職業人生を終えることになる
これは双方にとって不利益ではないか

職業に限って言えば
自分の好きな
あるいは得意とするところを
生かせるほうがいい
楽に楽しく職業を続けられる

ASDやADHDなどは病気ではなく
あくまで（脳の）「性格」である
だから症状が出ない
もしくは症状の範囲内で
周囲が調整していかなければならない
脳は変わることはないので
完解や完治はない

親としては何とか自立してほしいと思い
自分の死後も、職業を持ち
社会で暮らせるようになってほしいと
心配するのは当然のことである
しかし本人の才能や興味を引き出すのは
容易なことではない

統合失調症もそうであるように
もんちっちのような凡人にはないような
多彩な才能の持ち主であることが少なくない

人類の10％は発達障害ともいわれている
それほど多い
それに、気づかなく
生きてきた人がほとんどだろう
それを理解しないから職場の人間関係で
悩み苦しみ生きにくくなる
チームワークが苦手な場合は
個人で事業をするという方法もあるし
人と関わらずに済む職業も無数にある
皆が知って
社会の認識が変わってきたことは
いいことだと信じたい

相手の気持ちがわからない
相手の話が理解できないタイプには
相談業務は厳しい
それでも自分が受けた心の痛みから誰かを
救ってあげたいと医療介護福祉の相談業務に
入って来る人は後を絶たない
それほど彼らは優しい人が多い
そこで周りも本人も苦しむ
（もんちっちのように）(笑)
自分に合ってない職業選択をして
人生を狂わせる人も多い

人が仕事を辞めてしまう理由は
多くの場合「人間関係」ではないだろうか
この根底には
そもそもの「誤解」がある
日本人は求心的に自我を作っていくが
西洋人は遠心的に自我を作っていく
日本人は周りがあって
自分の存在の意味を見出していくが
西洋人は自分が中心で
そこから社会を広げていく
だから日本人には
「我思うゆえに我あり」は理解できない

こういった根本的に違う物の考え方を
戦後教育のなか急速に
西洋式に変えられてしまった
古代から稲作で子育ても
集落全体でしていたものが
戦後は親離れして独立するという
西洋式に変わり
核家族になった
核家族は多くの「貧乏な若者」を産んだ
そして「孤独で寂しく死を迎える高齢者」を
産んだ

西洋文化や思想が世界の最高峰で
人間らしく生きる崇高なものである
というのは幻想である

現在の世界の状況を見ればよくわかる
西洋式の「自己責任」が
経済至上主義の中で
貧富の格差という分断を産んだ
西洋式の自我の形成が「自己中心主義」に
誤解釈され広まっていった
西洋式の「独立」が核家族を産み
高齢者や若者が孤立した

この過渡期の現代には
ごちゃまぜの思想が交錯している

古来の日本思想の中で
「落ち着きのない変わった子」は
世間という集団の中で
見守られて大きくなり
変わった人ながらも頑張り
困ったときは世間が助けた
現在はアルファベットの略語で呼ばれ
社会の異端児のように思われ
社会の中で傷ついて引きこもりになる
あるいは社会の中で苦悩する

西洋思想の中の優しさと寛容さは
いただきながら
古来の独自の日本思想のいいところも
維持しながら
海外にすでに流出した100万人の
日本人が戻ってきたくなるような
国にしなくてはいけない

最近渋谷界隈で薬物依存症の若者が
急増しているらしい
そんなエネルギーがあるんなら
もっと他のことでで燃焼できないものか
他にも楽しいものはいっぱいあるはずだ

人は誰かに愛されていることを感じたり
誰かに見守られていると感じると
悪いことができないものだ
日本古来の日本思想が
ここには全く活きていないと感じる
若者は混乱して自分さえ見失いつつある

社会には7人の敵がいるといるが
何人の中の7人なのかよくわからない(笑)
しかし職場には十人十色
千差万別の人がいる
仕事で「人間関係」が
うまくいかなくなったら
自分と周囲の「分析」をしてみる
AさんからZさんまで
全員をよく観察（言動や行動）して
わかれば成育環境や
現在の（家庭の事情）まで
客観的な情報を得る
すると見えなかったものが見えてくる

相手の嫌だと思っていた欠点は
自分そのものだったり
その逆に排他的に
受け入れがたいものだったりする
（生理的に受け入れがたい嫌悪）
嫌いな相手に共感するところは
なかったか
同情するところはなかったか
ほとんどの場合は
相手を知れば
極端に嫌うことは少なくなる

宗教的に考えれば
相手の欠点や嫌なところを
攻撃できるほど
自分は優れているのかと自問してみる
自分はこれまで
一度も人を非難したことがないほど
寛大な人間だったのか
胸に手を当ててみる
見えてきたところで
嫌な相手も自分と同じ人間であり
誰かの子や親であることを感じ取る

嫌いな人をなくす
それは好きになるということではない
嫌いなのではなく
「ふつう」になることだ
すると見下すではなく
同じ土俵にこそ立てないが
一緒に「仕事」という目標を達成する
仲間であることが見えてくる

基本の解決策は
相手のありのままを知って
理解しようという気持ちを持ちつつ（同情）
受け入れ（共感）、その存在を認め
許すことである
そして自分自身もそのことで救われる

いずれも「仕事」という人生の大役を終えて
（失って？）初めて知った結論である
きれいごとに聞こえるかもしれないが
理想やきれいごと？から始まらないと
「向上」や「変容」は望めない

☆彡今日の一枚

暖かいが雲の多い空