2011年11月13日
※過去記事

ずいぶん前にやってた
あるテレビのドキュメンタリー番組の話

日本に住む80代の女性が
50年前に戦争で行方不明になった
婚約者を探してほしいと
テレビ局に投稿

見つかったのだけれども
彼にはロシアに家族がいた

彼女は生涯独身を貫いて待った
亡くなったと信じられずに
ただひたすら彼の帰りを待っていた

彼はロシアの捕虜で
死にかかっていたところを
ロシア人に助けられ
助けてくれたその家族の娘さんと結婚した
日本には「いいなずけ」を残したまま

その後、どうなったのか

彼のロシア人の妻はこのことを知り
夫に、日本の婚約者のもとへ
行くことを勧めたのである

そして彼は日本にいる　
かつての婚約者を訪ねた

「私は十分幸せをもらったから
これからは日本にいる彼女を
幸せにしてあげて」と
ロシア人の妻は彼を送り出した

そして50年待ち続けた日本の婚約者と
ロシアにいた彼が会う日が来た

田舎の駅のホームに到着した列車から
50年前に分かれた婚約者が降りて来た

言葉もなく歩み寄り
抱き合ったまま
時が止まった

50年もの時間は
一瞬にしてタイムスリップした

このドキュメントを見て
心が揺さぶられたのを覚えている

愛は深く、そして重い

再び戦争によってこのような悲劇が
繰り返されることがないように
私たちはしっかりと
見守っていかなければいけないと思う

今日はなぜか
昔見たテレビの番組のことを思い出した

秋の夜長のせい？

※2023年7月4日のもんちっちの追記

人間ってバカだねえ

一生懸命作ってきたものを爆弾一つで破壊する
人のもの奪って、自分のものにしようとする
欲が欲を産んで
富める者は末端の命なんて顧みない

いったいいつになったら
本当の平和が来るんだろうね♡