親と子

2011年12月13日
※過去記事 アメブロより


あした


幼いころは毎日が長く感じた
大人になることも 
老いていくことも考えなかった


親や親戚や友人が
ぽつりぽつりと欠けていくのを肌で感じ
自分に残されているいる時間を知る


何をしてきたのだろうという後悔と
何かをしなくてはいけないという焦りと
結局は何も変わらないまま
今日を終える


明日また 
おてんとさんを見れるのだろうか
きっとできるよと自答し
明日という一日が始まる



2011年12月14日


蒸気機関車


SLを見ると
胸が締め付けられそうになる
幼いころの悲しい思い出


贅沢な生活から一夜にして
ホームレスに転落
一家崩壊の年
私は6歳だった


眠っている私をおぶって
母は暗闇の吹雪のなか
線路に立っていた


「おかあさん・・・」と言った私の声に
我に返った母が倒れた
降り積もった雪が舞い上がり
ピー という大きな汽笛とともに
SLは通り過ぎて行った


SLの警笛は
いまだに母の泣き声に聞こえる
数少ない 母親との悲しい記憶





2011年12月17日


子どもにとって父は父


昨夜は次女と長男が
彼らの父親と会うと言っていた
次女の結婚予定の報告だったとのこと


もう別れて20年近く経つのに
子どもにとっては、父は父と
あらためて感じる


自分の気持ちや感情を大
切にしてほしいと思っているので
会いたいときに会えばいいと伝えてある


私もそうだったけど
親を知らなかったり
親と会えない人も
きっと子どもは
親に会いたいと思っているだろうから


会わないほうがいい親も
いるのかもしれないけれど
子どもの気持ちを一番に考えたいと
私は思っている



2011年12月12日



ダイヤモンドダスト


木々の隙間から差し込む
太陽のひかりの柱に
雪の結晶が天とつながる


キラキラと輝く美しさに時を忘れ
雪の中に横たわって
その輝きを見つめていた幼い日





親と子は
見えない絆でつながっている♡

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