遠い国の戦争?
2024年4月15日 月曜日
14日はよく晴れた
暖かくてお出かけ日和(^^♪
13日に観た映画が
どうも気になって仕方がない
2022年のフランスとメキシコの合作
裕福な家のマリアンの結婚パーティの日に起こった暴動
貧富の格差に対する抗議運動がエスカレートする
華やかな宴は一転、殺戮と略奪の地獄絵図へと変容する
マリアンはその場を運良く難を逃れるが
その後に待ち受けていたのは略奪と強姦
富裕層は虫けらのように殺されていく
軍によるクーデターが
内部の裏切りや善意が通用しない無情さを
感じさせる
無実の者が罪を着せられ殺されていく
メキシコだけの問題ではなくて
今まさに中東やウクライナで起きたことを
忠実に表現しているようにも感じた
なんとも後味が悪い映画だった
これって、将来の日本かもしれない
そんな気さえした
血なまぐさいシーンはほとんどない
だから余計に想像を掻き立てられる
人間が人間として扱われなくなったら
世界の価値はなくなる
この映画にさりげなく描かれているのは
「貧富の差」が世界を崩壊させるという
裏メッセージ
世界はすでに「貧」と「富」に分断されている
いや人間が洋服を体に纏うようになった頃から
すでに貧富の差は作られていた
世界の社会の裏を
目の当たりにした気分になった
日本は平和ボケしていないか
明日このようなことが起きないという保証は
どこにもない
中東から山火事のように
世界に広がっていかないことを
願うばかりである
さて、今日のたけしのTVタックルでは
進出する中国について特集されていた
「大谷翔平」が商標登録されたり
中国からの留学生、そして就職組が
アメリカに行けないことの選択肢として
日本に留学して就職するケースが
増えているという
衰退していくこの国にも
中国から見てまだメリットが
あるということなのか
中国に日本を買われてしまう危機感と
売らざるを得ない悲しい現実が
ジレンマとなる
40年ほど前のアメリカでは
日本製品は「粗悪品」
「メードインジャパン」の代名詞は
安いがすぐ壊れる、だった
戦後はアメリカの物をまねて
物を作った
アメリカ人は「ミミック」と呼んでいた
(私が肌で感じた印象)
中国はそのころの日本を反映している
ように感じる
ただ違うのは外国からお金で優秀な技術を
どんどんかき集めたこと
だからITには強い
今も耳に残っているが
元森首相がITを「イット」と演説したときは
悶絶した(笑)
この「イット」を政府は軽視したために
日本はITに乗り遅れた
日本の斜陽の始まりである
もうこの世界では日本は経済的に
先進を行くことは不可能である
ならば残されている「何か」で
また世界をリードしていくことは
できるのだろうか
目の前に置かれたものにだけ
神経を集中し、黙々と課題をクリア
していくのがいいのか
先の社会を見越して
将来にかけるかで
日本の方向性はずいぶん変わる
貧富の差は仕方がない
世界中で
すべての価値観が大逆転しない限りは
永遠に続いていく
強がりかもしれないが
分断された「貧」の中で生き抜くためには
「貧」の中にあってっも
欲にかられずに
自分の身の丈の生活を楽しみ
それを「幸せ」と感じる感性を持つことが
必要となる
(いやはや
昨日の映画の影響が今も頭から消えない)
常に上位にいるアメリカ
世界一の国を観てきたから
アフリカで水さえも手に入らない人たちの
「貧」は実感としてない
食べ物もなく餓死していく人たちのことは
別世界と感じている
命は平等ではない
この現実をどのように理解するか
そしてこれからの戦争をどのように回避して
いけるのかが
急激に変遷する社会の中で唯一
生き残っていける課題なのかもしれない
そんなの知ったこっちゃない!
所詮遠い国の戦争
日本には関係ない
俺たちが何か悪いことしたのかよ!
金持ちの国がもっと裕福になりたくて
勝手に戦争仕掛けているだけじゃん
自分らの教育のなさで
勝手に貧乏になってるだけやん
なんでうちらが巻き込まれなあかんの?
そんな声がどこからか
聞こえてくる
昨日の平和は今日の戦争
今日の戦争は明日の終わり♡