死ぬときは苦しいのか?
2024年4月13日 土曜日
11日の朝は
はなに起こされた
夢の中に出てきて
「おかあしゃんも早くおいでよ」と
テレパシーで?言ってきたので
「行こうかなあ・・・」と
思ったところで目が覚めた
あのまま夢を見続けたら
もんちっちは、今こうして文章を
書いてはいなかったかも(笑)
ふと思ったのは
人間って死ぬときどうなるんだろうって
素朴な疑問
誰しも行く道だから興味はある
ただ日本では「死」そのものを
タブー視する傾向が未だに強い
時として寿命を迎えて亡くなる場合は
老衰(old age)という
生命現象として、今日は考えてみる
年を重ねるとともに内臓は経年劣化し
その機能を失う運命にあるが
その時に特定の臓器の機能が失われれば
疾患と呼ばれる
それに対し全身の臓器がバランスを
保ちながら徐々に機能を失う状態が老衰
つまり全身の機能がゆっくりと
衰弱していくのが「老衰」
高齢者が大きな病気やケガではなく
ゆっくりと衰弱して迎えるのが老衰死
ということになる
(日本では2000年から2020年の間で
4倍増加している)
2020年は132,440人である
(日本人の死因の第3位)
日本の老衰死の割合は異常に高い
(アメリカは0.2%、フランス0.8%)
これは老衰死に対する考え方の違いに
よることが大きい
過去には死亡診断書に老衰と記すことが
欧米同様にタブーだった時代が
日本にもあったが
ここ数十年の傾向として
終末期を迎える人が病院ではなく
介護施設やホスピスや在宅へと多様化して
きたため「老衰」と診断されることも
多くなったといえる
老衰死という概念は国や文化によって
異なり、日本人の感性が生み出した主観
であると思う
それではこの老衰はどのように始まるのか
年を重ねるにつれ
これまでできたことが徐々にできなくなる
そして外の世界への興味を失い始める
好きだった散歩もやめ
テレビさえ見なくなる
つまり一人で物思いにふけることが
多くなる
食欲も次第に低下し
肉体が死の準備を始める
死の準備をする肉体は低栄養状態になり
アルブミン(たんぱく質)の濃度が下がる
この時点でかつてはアルブミンや
水分を点滴したが(過剰医療・金儲け)
これは溺死の原理のように肺や腹腔に
水分がたまり苦しみをもたらす
(血管内浸透圧の低下)
死につつあるからこそ、自分の肉体は
食べないし飲まないという
選択をする
ここから死までの時間は10日間
この時苦痛はあるのだろうか?
答えは「ない」である
死の準備をした肉体は過度の脱水になり
意識障害を引き起こし、意識レベルが
下がって傾眠傾向になる
眠っている間に呼吸音がゼイゼイするが
これは気管の分泌物やのどの筋肉の弛緩
によって生じるもので「死前喘鳴」という
また顎で呼吸したり呼吸は荒くなる
そして残された時間は数日となる
老衰の場合、まずは呼吸が停止する
そして数分後心臓が停止する
この瞬間、人は何を感じるのだろうか?
意識の混濁があるから
ただ眠っているだけなのだろうか
マウスの実験では
心停止から30秒間は脳が活性化する
ことが分かっている
またラットの実験では死の瞬間に
セロトニンホルモンが通常の3倍出ている
ことが分かった
人においても同様に死の瞬間の脳内からは
エンドルフィンが大量に分泌され
快い状態ではないかという仮説がある
病気やケガではなく
命を全うして死にゆく者には
苦しい死ではなく、ちゃんと最後にも
ご褒美があるということだろうか
太古からの人間の苦しみ
老いること、病めること、死ぬこと
これを克服していくのには
科学の進歩に期待するしかない
そしてそれはそう遠くない近未来にあると
もんちっちは思っている
天寿を全うして
安らかな死を迎えるのが自然
その日まで
自分なりに生きていこう♡