虹の橋

2023年10月8日



『虹の橋』PAINTING BY STELLA VIOLANO 2009年 



”『虹の橋』は広大で美しい場所
広く開かれていて
混雑することなく
あらゆる生命が幸せに
永遠に生きられる場所につながっている


ペットを亡くした経験がある人なら
『虹の橋』という詩を
知っているかもしれない。
動物たちの天国で愛するペットと
再会する姿を詠んだ詩である


たくさんの人々に感動を与えてきた『虹の橋』
作者は、これまで不明とされてきたが
今回、作者が見つかった”
(ナショナルジオグラフィックより引用)
 



英国スコットランド在住の82歳の女性
エドナ・クライン=リーキーさん
芸術家で動物愛好家でもある彼女は
60年以上前に愛犬メイジャーのために
書いた詩が
これほど多くの人々を慰めてきたことを
つい最近まで知らなかったという



エドナ・クライン=リーキーさんと、最初の愛犬メイジャー



1959年に愛犬メイジャーが死んだときに
書いたのが『虹の橋』
詩が広まったきっかけは1994年2月
新聞の有名なコラム
「アビーおばさんの人生相談」に
米ミシガン州の読者が
この詩を送ったことだった
これを機に『虹の橋』は
あちこちで見られるようになった



1959年、クラインさんが19歳のとき
ラブラドール・レトリバーのメイジャーを失った
翌日もずっと泣き続けていると
母親がクラインさんに
気持を書いてみることをすすめた
その助言に従って彼女は紙に書き始めた



虹の橋


天国の「虹の橋」と呼ばれる場所
人に愛され過ごした動物たちは
旅立つと「虹の橋」にやってきます


そこには草原や丘が広がり
みな走ったり遊んだりしています


食べものや水、日ざしがいっぱいで
温かく、気持ちよく過ごせます


病気や年老いた体も
健康でたくましさを取り戻し
傷ついた体も回復し
天国に行く前の姿のようです


誰もが幸せで満たされていますが
たった一つだけ
足りないものがあります


それは
別れなければならなかった
自分たちにとって特別な恋しい人です


仲間と一緒に走り回り
遊んでいたある日
突然ある一匹が立ち止まり
遠くを眺めます


目を輝かせて
体を震わせます


仲間のもとを急いで離れて
草原を駆け抜け
飛ぶように走って行きます
そしてついに
あなたはこの特別な友だちと再会します


幸せの中で彼を抱きしめれば
もう二度と離れる
ことはありません


あなたも彼も涙を流し
もう一度頭をなで
もう一度信頼に満ちた目で見つめます


長いこと離れていても
決して心から消えることは
ありませんでした


そして今
一緒に「虹の橋」を渡っていくのです
(原文直訳)





はな 友情出演 がんばってます 2023年10月8日



ある詩では
「手足を失った動物たちはそれを取り戻す」
「若返る」となっていたりしたことから
この詩がかなり前から出回っていたことがわかる


キリスト教では、動物には魂がないので
天国に行くことができないということから
死後に再会することはない
その悲しさや切なさなどの
持って行きようのない気持ちを
この詩は癒してくれる
宗教問わず
心の隙間を埋めてくれ
希望を与えてくれるものに変わりない


クライン=リーキーさんは
メイジャーやその後に飼った
ペットたちの遺灰を大切に保管している
そして具体的な再会の計画も立てている
北海に自分の遺骨と一緒に散骨してもらうという



              はな 特別出演 




虹の橋の作者がわかろうと
不明のままであろうと
この詩の持つ意味は大きい


命あるもののはかなさと
それを愛してやまない者との
心のつながりが永遠であるということに
変わりはない


虹の橋
誰もがいつか渡っていく
そして愛したペットたちと
会える日もそう遠くはない




虹の橋
いつか渡って
最愛のあの子に会える♡

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