おばあちゃんの終活

2015年5月5日
※過去記事より


今日、職場に一人のおばあちゃんが来た
ボランティアで数回
来てくれていた人らしい


たまたま先日取った電話で
「今日はめまいがして
ボランティアに行けそうにない」
と言っていたのが気になっていた
ボランティアはまた
元気になってからでいいので
一度、来てほしいと伝えてあった


職場の近くにある
公営の集合住宅に住んでいるらしい
80歳になって
急に不安になったのだと感じた
恐れていた通り
彼女は終活をしていた


100歳を超えるまで長生きした
父親と母親を介護し 看取った
家業の花屋を継いで
見合い結婚し養子を迎えた
その婿が40歳くらいで
精神分裂病(統合失調症)を発症した
40年近く精神病院に入院し
結果、おばあちゃんが看取った


一人っ子(養女)で兄弟もいない
親戚もいない
友達も・・・いない
世間体からか
かたくなに自分の世界を守ってきた
ふるさとは同じ県内で遠くはないが
あることがあってふるさとを捨てたそうだ


自営業で厚生年金もかけてなかったから
数万円しか生活費がなく
最近どうしようもなくて
足りない分の生活保護を受けている
と言っていた





自分で自分のことがわからなくなって
自分で自分のことが
できなくなってからでは
人様に迷惑をかけてしまうと
身辺の整理も済ませた


何かお返しがしたい
世の中に自分が元気なうちに
お返しがしたいと
ボランティアを始めたそうだ


「生まれてきたときは
自分で選択ができなかった
でも死ぬときは
自分でしっかりと責任を取りたい」と
はっきりした口調で話した


誰を恨むでもない
だれに責任を転嫁するでもない
毅然としたおばあちゃんに
私は言葉が返せなかった


おばあちゃんがいなくなったら
私は寂しいと伝えたかった
一人でどうしようもなくなったら
いつでも電話をしてくださいと
それだけを告げた


自分よりも年下のお年寄りの
世話をすることが
おばあちゃんの人生の〆(シメ)
だったんだね


こんな生き方をしている
天涯孤独のおばあちゃんが
頼もしくもあり
また寂しくも思えた



※こういう生き方もあるんだと
今も時々思い出す
誰を恨むでもなく
誰を妬むでもなく
誰を羨むでもなく
潔い生き方とは
こういうものなのかと
ふと、思い出す
2024年3月追記




☆彡にゃんこ劇場☆彡



はなが亡くなった翌日から
毎日のようにやって来るにゃんこたち


当初からのメンバー?の
シロとチビ
ごはんは一日3回来て食べることもあれば
数口しか食べないこともある
まったく気まぐれなにゃんこたち



食べたあとは、リラックスして
毛づくろいとストレッチ(笑)





シロクロに2回ひっかかれて以来
私がシロクロが怖くなっている
ごはんを設置するときにシャーと言って
引っかかれ、手に穴が開いた(笑)
だから猫は苦手なんだよな~って
思いながら
来たらきたでごはんはあげる(笑)




ちなみに力関係はこんな感じ
チビは一番後ろにいる
だからもんちっちは権力を
振りかざす人は好きではない(笑)



マイケルもたまに来る



シロのほうが優位か(笑)



玄関に回ると目の前にハトがいた
ここ何年もハトを見ていなかった


もんちっちや家族の
節目節目にハトが目の前に来る
不思議な鳥である



さて、気まぐれなお天気に振り回されたが
これからは雨が多くなる
そして一雨ごとに・・・と言いたいが
一気に暑い日がやって来るのだろう
今のうちに涼しさを味わっておこう(笑)




墓参り 思い出忍ぶ お彼岸に♡

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