寿命と高齢化そして少子化

8月16日



寿命


寿命とは生まれてから死ぬまでの時間


<寿命はどのようにして決まるのか>



細胞分裂限界説


人間の体は細胞からできている
しかし一定回数以上分裂できない
細胞分裂ごとに短くなるテロメアというのが
あり、それがある程度の短さになれば
細胞は分裂できなくなる
(ヘイフリック限界という)
ヒトの細胞の分裂限界の寿命は約120年
※もんちっち思うに、人の寿命が
 200歳になるのも
 そう遠い将来ではないと思っている
 人工臓器の移植で飛躍的に延びると思う


心拍数説


一生の間に打つ心拍数を数えてみると
脊椎動物ではどんな動物もほぼ同じ
体が大きい動物ほど心拍数が少ない
それと反比例して
体が小さい動物ほど心拍数が多い
心拍数が少ないほど長く生きる
どの動物も心臓が20億回が限界
ハツカネズミの寿命は2~3年
ゾウは70年以上生きる
ヒトは45~65歳で寿命を迎える
※人為的介入がなければ動物的には
 妥当なのかもしれない



ルブナーの法則


大型動物ほど寿命が長い
大型になるほど体重に比較して
エネルギーの損失が低くなる
(比代謝率)
限界寿命は比代謝率に逆比例する
120歳を超えるという学説はない
※自然界でのこと





<日本の歴史に観る平均寿命>


・明治・大正時代  44歳
・江戸時代     32~44歳
・安土桃山時代   30代
・室町時代     15歳前後
・鎌倉時代     24歳
・平安時代     30歳(貴族)
・飛鳥・奈良時代  28~33歳
・古墳・弥生時代  10~20代
・縄文・旧石器時代 15歳前後
ギフトショップお誕生日新聞より引用


※昔はずいぶん短命だった。
 室町時代なんか
 いつ子づくりするんだい?(笑)




<健康寿命>


健康上などの問題で
日常生活に制限のない期間のこと(WHO)


世界一を誇っていた世界一の長寿国の順位を
2年前に日本は他国に譲った
これからも徐々に順位は下がっていくだろう
これまで 生かせよ 延ばせよの寿命に
まったが入った


生活の質QOL(クオリティオブライフ)
人が人らしく生きる
生かされているのではなく
自ら活動して生きていく


虐待とも思われる胃ろうはなくなった
呼吸器も
延命のためにつけることが少なくなった
※世界で日本だけが戦後数十年かで
 人類史に 反して急激に寿命が延びた
 他国ではもっとゆっくりなので高齢化に
 対応策が追い付いていたが、日本は例外
 世界中が日本の人口動態に注目している


誰もが思うことである
健康で生きていたいと
そして ぽっくり逝きたいと
ピンピンコロリ(PPK)である
※(昭和54年(1979)長野県高森町での
  高齢者の健康維持運動の標語で
  当時の保健婦が言い初めと聞いている)


※ちなみに長期の寝たきりになって
 亡くなるのは
 ネンネンコロリ(NNK)である(笑)



少子化と高齢化


高齢者は自決せよ
米イェール大学の経済学者 
成田悠輔さんの発言
(終戦記念のAERAの記事で再浮上) 


「高齢者は老害化する前に集団自決
 集団切腹みたいなことをすればいい」
(2021年12月17日ネット番組ABEMA Primeでの発言)


彼の発言に
もんちっちは優生保護法を思い出した
優秀な種を維持するために
障がい者は強制的に避妊された
記憶に新しいのは
障がい者施設やまゆり園の大量殺人


一瞬彼の発言に寒気を感じたが
日本のマスコミは騒がず
米紙「ニューヨーク・タイムズ」
(2023年2月12日)が叩いた


「僕はもう唯一の解決策は
 はっきりしていると思っていて
 結局、高齢者の集団自決
 集団切腹みたいなのしかない
 んじゃないかなと
 やっぱり人間って引き際が
 重要だと思うんですよ
 別に物理的な切腹だけ
 じゃなくてもよくて
 社会的な切腹でもよくて
 過去の功績を使って
 居座り続ける人が
 いろいろなレイヤー(層)で
 多すぎるっていうのがこの国の問題」
 と言った


あの番組後の世論は高齢化による
経済の停滞に不満を持つ
何十万もの若者のフォロワーを生み出した
この番組で、ひろゆきも
うなずきながら笑っていた
成田さんは経済的なことはわかっていても
人生経験がない
まして悲惨な幼少期を送ってきたという
社会の犠牲者でもある


しかしもんちっちは
この発言の裏を考えた


少子化と高齢化の問題
社会において
利害関係にある立場の人や独身者は
政治的な発言は控えて
勇退してほしい(少子化)
これからの社会を担う人たちに
バトンタッチして欲しい
ということではないかと(高齢化)


確かに世界のどちらを向いても
進化している国の指導者はみな若い
しかし人間としての
品格や人格を学べるのは
長老すなわち高齢者からである


少子化を嘆くより
若者が子どもを産み育てたいと思う
環境を作っていく手助けは
高齢者にもできる
 
高齢化を疎ましく思うのなら
100万人にも及ぶ引きこもりの人たちに
声掛けをしていくことは
若者にもできる


同じ土俵の上で
腹を割って話し合うときが
来ているように思う
話し合わないから分断する
戦争だって分断だ


分断はできるものではなく
今生きてる老若男女すべての人が
心を閉ざすことで生じている
分断は社会から消えることはないだろう
しかし妥協点は見つけることはできる


人間は話合うことができる、地球上で
唯一の動物である




少子化と高齢化♡

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