2023年10月16日



小学校5年生か6年生の頃だったと思う


同級生のタケちゃんの
お母さんが亡くなった
そして数か月後
お父さんが亡くなった
田舎町での噂は
子どもの耳にまで入って来る


商店街で古くから履物屋をしていた
裕福な家の子だった


何が起こったのか


父親の愛人問題で母親が自殺した
そしてそのあとを追って
父親も自殺した
内容はよくわからないが
その出来事だけが
私の記憶に刻まれた


あるときタケちゃんと話したことがあった
そのときタケちゃんが言っていた言葉を
今でもはっきり覚えている
「人間の一生って
 運命で決まっているんだよね」
彼女が考えたことなのか
周囲の大人が諭した言葉なのかわからないが
タケちゃんは、はっきり言った





<運命>
人間の意志にかかわらず、身にめぐって来る吉凶禍福。
めぐり合わせ。転じて単に、将来。fate・ destiny


<運>
その人の意思や努力では
どうしようもない巡り合わせを指す。luck





無縁坂


母がまだ若いころ 僕の手をひいて
この坂を登るたび いつもため息をついた
後ろだけは見ちゃだめと
笑ってた白い手は とてもやわらかだった


運がいいとか悪いとか
人は時々口にするけど
そうゆうことって確かにあると
あなたを見ててそう思う
忍ぶ不忍 無縁坂 かみしめる様な
ささやかな 僕の母の人生


いつかしら僕よりも 母は小さくなった
知らぬまに白い手は とても小さくなった


母はすべてを 暦に刻んで
流してきたんだろう
悲しさや苦しさは きっとあったはずなのに


運がいいとか悪いとか
人は時々 口にするけど
巡る暦は 季節の中で
漂い乍ら 過ぎてゆく
忍ぶ不忍 無縁坂 かみしめる様な
ささやかな 僕の母の人生


(さだまさし)


(妙にこの曲が頭の中で空回りしている)



★悲報 谷村新司さん逝去 
 ご冥福をお祈りいたします★



私はタケちゃんの言葉に言い返した
「運命は決まっているかもしれないけど
運は自分で切り開いていくものだよ」と
(自分で変えていく努力をするもの)
まったくもって、生意気だった


タケちゃんの気持ちも考えずに
私はこうやってたくさんの人を
傷つけてきた


その後、タケちゃんはお兄ちゃんと一緒に
東京のおばさんのところに行ったと
風の便りで知った




いったい「運」ってなんだ?





主観的に幸福を感じている人のほうが
長生きをするというデータがある
免疫系にナチュラルキラー細胞というのがあり
幸福感を感じている人の体には
程よく分泌されている(実験立証済み)
感染症やがん細胞をやっつけてくれる
またインターロイキン6という免疫物質も
減少して、リウマチの痛みなどを抑える
何かを選択して行動するとき
おもしろさで判断したことのほうが
やる気が出る
脳内にドーパミンが出る


子どもは一日平均300回笑うが、大人は17回
70歳以上になると2回しか笑わなくなる
笑うことは体にいいことは実証されている
この幸福感が「運」を呼ぶのだそうだ
(この本に他にも興味深いことが
 たくさん書かれている)


運か・・・







著者によれば、運とは因果関係に分類され
物事の結果が努力や能力に左右されないとき
その成否を説明する際に用いるものだという


自分のコントロールの及ばないところで
なんらかの出来事が起こるとき
「運」として捉える


destinyにはさまざまなレベルがあって
極端なレベルには、自身の死、地震
天災、火山噴火など
逃れようのない事実がある
低いレベルでは
自分の行動で影響を及ぼせるかもしれない
出来事や環境がある
(自分がどんな時代や文化に生まれてくるか)
そうであれば
destinyは積極的に行動を起こせば
方向性やプロセスは変えることができる


fateには避けられない
まだ見ぬ道という意味もある
しかしdestinyは
自分の行動や選択が結果に影響を及ぼす


destinyは「作り出すもの」
fateは、避けられないもの、まだ見ぬ道
幸運(fortune)はチャンス(iuck)を意味する


幸運は、自身の身にたまたま起こる出来事
つまり偶然で成り立っている


ふ~ん
バーバラのいうことは難しい
わかったような、わからないような(笑)





さて、今日のはなちゃん


何も食べなくなって3日目
水と点滴だけで生きています
すごい生命力
もんちっちはいつもと同じように
接するようにしています
(はなは、ほとんど寝てるけど)
今日は午前中にドライシャンプーして
疲れちゃったかな
午後から点滴で
今はぐっすり眠っています


もんちっちは過呼吸にならないように
深呼吸して、過ごしています



2023年10月16日のはな がんばってます♡

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