職業倫理

2012年2月26日
※過去記事



日本人として


津波が来るかもしれないって
言われたって
家は海岸のすぐ近くにある
地震が来るかもしれないって
言われたって
職場はビルの最上階
富士山が噴火するかもしれないって
言われたって
父や母は山のふもとに住んでいる
壊れた原発から放射能が漏れてるって
言われたって
野菜や魚を食べないわけにはいかない


捨てることができないものがある
捨てることができない人がいる


異邦人はあの日 
みなこの国を見捨てて祖国に帰って行った
危険なこの国には住めないと


この国に生まれこの国で育ち 
この国を愛してきた
私にはこの国しかない


100年後の教科書に書かれるのだろうか
日本人はこのようにして衰退していったとか
それとも
日本人はこうやって克服してきたって
書かれるのだろうか


でもそんなこと
怖がらずに生きていこう
事実は事実としてしっかり受け止めて
それでも何とかしようと努力して
結果がどうあろうが
今このひと時を精一杯生きていこう


自分を大切にするように
人を大切にし
愛し慈しみながら素直なこころで





2012年2月12日



教員、医師、警察官


当たり前かもしれないが
いずれも職業倫理が強く問われることが多い


教員は未来の社会を担う人材を育成する
警察官は正義を正し安全を守る
医師は命を救い病気を治療する


命と一番深くかかわるのは医師
体調が悪くて
助けてもらいたくて行く医療機関
そこにいる神様みたいな存在の医師が
自分の話をまともに聞いてくれなかったり
顔色も見ずに薬だけくれたり
そんな話は毎日のように耳に入る


そう、医師だって人間
風邪を引いていたり
自分が病気だったりもする
一日、何十人もの患者を診ている
疲れるし
何度も同じこと言うのは大変
患者は
専門知識などない人が多いのだから
専門用語で説明されても
わからないことも多い
逆に中途半端な知識を持っている患者なら
自分勝手に解釈してしまうことさえある
こんな医師と患者の間に立って
感じることがある


人間関係の拗れの99%がそうであるように
コミュニケーション(意思の疎通)の不足
弱い立場の患者からは
二度聞きすることはできない
またそれを説明する余裕も
医師にはないのかもしれない
しかし短時間でも密度が濃ければ
お互いに理解を深めることは
不可能ではない
患者にいきなりコミュニケーション能力を磨け
というのが困難な限り
医師が自分の能力を磨くしかない
医師にとっては
報酬は不足かもしれないが
職業倫理を忘れずに貢献してほしい





公務員は解雇されない特典があるように
医師には高額の収入が保証されている
(個人差あり)
たくさん勉強して
寝る時間も惜しんで研修医を通過し
医師となったのだから
苦しむ人や病める人の「こころ」も
もっと理解してくれることを
私は期待している


医師と患者は
上下関係や強弱の
関係であってはならない
あくまでも契約関係
つまり人として対等なはずである
病める患者の心や
それを支えている家族の気持ちや
思いまで察してくれとは言わないが
せめて患者の病を
個体としての治癒ではなく
「心を持つ人間」を治癒させるという
思いだけでも持っていてくれればと思う
医師のコミュニケーション能力の向上に
大きな期待をしたいと思う
※診断に人工頭脳が貢献する日は
 そう遠くない
 ならば人間にしかできない
 「寄り添う気持ち」のある医師が
 たくさん育っていくことを祈っている



心は失ってはいけない♡

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