死ぬときはじめて気づく人生で大切なこと

2023年9月28日



数十年前のこと
死生学、看取り、グリーフケア、緩和ケア
などが社会に浸透し始めた
わが恩師が湘南でこの啓発のリーダーをしていた
こともあり、興味がわいて学んだことがある


この緩和ケアの医師をしている人が書いた
本がある





ベストセラーになった本なので
すでに読んだ人も多いに違いない


どれほど科学や医学が進歩しようとも
人間の死はいつかやって来る
そして多くの人は死の瞬間に後悔する
自分にとって何が大切だったかに気づき
その大切なものをないがしろにしてきたことを
後悔する


後悔しないために覚えておきたいこと


■死ぬときに後悔する3つのこと


健康に気を遣いすぎる


 つまり健康ばかりをを執拗に追いかけて
 生きてきたこと
 いくら健康に執着しても
 死ぬまで健康でいることはできない
 健康を失ったとき、もっと健康に気を
 使っておけばよかったと思う
 しかし健康に気を遣いすぎる生き方は
 窮屈であると、著者はいう


※人は死が怖いから健康意識を高めて
 生きているんじゃないかと
 もんちっちは思っている
 それはそれで、生きる原動力になるのだから
 ないがしろにするものがないなら
 否定要素には ならないと思う
(もんちっち意見)


富を求めて金持ちになる


 お金がなければ心身ともに
 余裕のない生活を余儀なくされる
 お金は過不足なく
 いつでも手元にあるほうがいい
 しかしお金の入ってくるときには
 無駄使いをして
 本当にお金が必要なときには
 あまり収入がない
 お金をあの世まで持っていくことは
 できない
 そして死んだらお金持ちも
 貧乏人も同じになる


※お金はなさすぎてもありすぎても問題
 後腐れなく使い切って楽しみのために
 お金を稼ぐことは、自分にとっても
 他の人にとってもいいことではないかと
 思っている
 ただ執着するのは見苦しい
(もんちっち意見)


競争のみに走って
 大事なことをないがしろにする


 人間は競争によって他人を蹴落として
 前に進む生き物である
 他人を蹴落とすと
 今度は自分が蹴落とされるのでは
 ないかと疑心暗鬼になる
 するとすべてを捨てて仕事に励むことになる
 仕事ばかりに時間を使うようになり
 家族や会社仲間さえもないがしろになる
 ひとたび入院しても誰も面会には来ない


※幸福なわけがない
 生きていく生活の時間の配分は大切
 愛するものを大切にできない人は
 きっと自分も大切にしていない
(もんちっち意見)




■死ぬときに初めて気づく
 人生で大切なこと3つ


美容や健康はもういらない


 衰えを受け止め
 美容や健康はもういらないと思うこと
 人間は老いを避けることはできない
 どれだけ美容や健康にお金をつぎ込んでも
 老いはあるとき急速に訪れる
 年を取ると病気は加速度的にやって来る
 頚椎症や腱鞘炎、腰痛や膝関節症
 更年期障害などが始まり
 それが心の病気へとつながっていく
 50代で急速にうつ病が増え
 60代では認知症のリスクが高くなる


人並み以上に自分の容姿に
気を使って生きてきた人は
ここで大きな挫折感を味わう
年を取るということは
こうした喪失感の積み重ねであるが
それをマイナスでとらえるか
プラスでとらえるかによって
大きな違いが出てくる
美人と言われ男らしいと言われた
若き時間は、その時のものであって
今の価値観ではない
失っていくのではなく
手放して身軽になっていくととらえれば
考え方は全く別のものになる
人間は重たい荷物を捨てていくことで
前に進むことができる生きもの
若いころに得られなかったものを
老後に得られることもある
老いを受け入れるという大きな心の器を
手に入れることができる


夢や目標はなくていい


 現代は夢や目標をもって生きていくことが
 過剰に美化されている
 若い時にひたすら駆け抜けた喜怒哀楽の人生も
 老いれば、走りつづけることは困難になる
 過去の自分と今の自分を比較して
 喪失感や虚無感を持つようになる
 そこから自分を解放してあげるは
 夢を追い続けることではなく
 夢から自由になることである
 順風満帆の時は生きていくことの
 推進力になるが
 過去の夢に浸っていたのでは
 ただの追憶にしか過ぎない
 過去の栄光にすがるのではなく
 今目の前にあることだけに集中して
 今日を生きることが
 心の充足につながる


夢や目標があることは人生の醍醐味のひとつ
しかしそれに執着しすぎても本当の意味での
いい人生とは言えない
むしろ人生の後半戦では、夢や目標を捨てる
ことも必要となる


この世界に何も残さなくていい


 子や孫を残しても
 いずれは忘れ去られてしまう
 どんな偉大な人も
 亡くなれば時間とともに忘れ去られてしまう
 私たちは急流に流れる石のようなもので
 少しずつ削られながら下流に流れ
 やがて消えていく
 看取った患者の一人が
 「人生は大木である」と言っていた
 大木は若木から育ち大きくなる
 時が経ち、やがて大木は朽ちて倒れ土になる
 やがては大木があったことさえ忘れ去られる
 しかし大木はただそこに立ち
 何か残そうとはしていない
 たとえその痕跡がなくても
 確かに大木は存在していた


人間は老いや死を避けることはできない
そうであれば、むしろ受け入れて美しく
散っていくほうが
無駄に老いに抗うよりも良い人生ではないか
死ぬ瞬間に後悔するかどうかは
今現在の、自分の生き様にかかっている




■死ぬ瞬間に絶対に後悔しない5つの方法


不条理でばかばかしい「運」を受け入れる


 人はあっけないほどに死ぬ
 人の命は次々に失われる
 今生きている人は「運」がいい
 この年齢に達することができずに先に
 亡くなった人はたくさんいる
 早死にするか長生きかは、「運」による
 早期がんで手術をしても転移していたり
 末期がんでも何度も手術して
 生き延びた人もいる
 メンタルが強かったからという人もいるが
 心が後ろ向きでもそのまま長く生きたり
 前向きで頑張っても短命の人はいる
 つまりは生まれ持った
 運であることを受け入れる
 先々のことばかりを考えるのではなく
 与えられた日々を楽しく生きることの大切さが
 わかって来る
 そしていつ死んでもいいという
 気持ちになれれば
 それは充実した人生と言えるのではないか


私たちの人生を左右するのは所詮「運」に過ぎず
どれほど健康に気を使っている人でも
死ぬときは死ぬ
そのような「運」の不条理に執着するのが
馬鹿馬鹿しいと思うことができれば
死の恐怖も少しは和らぐ


生きる意味を考えるのをやめる


 自分ははなぜ生まれてきたのか
 答えられる人はいない
 ソクラテスの時代から現在まで
 答えを導き出した人はいない
 答えがないとわかっていても
 自分の生きる意味を探してしまうのが人間
 にわか作りの高尚な目標を掲げて
 それをさしあたっての「生きる意味」に
 仕立て上げ胡麻化している
 人生には自分しか成しえない特別なことがある
 自分にしか成しえない大きな目標があるとか
 信じ込むことで「生きる意味などない」という
 残酷な事実を忘れようとしている
 であれば、人生は壮大な暇つぶしである
 暇つぶしであれば、生きているうちに
 楽しむだけ楽しんだほうがいい
 生きる意味や目的から解放され自由になる


性欲を断ち切って「執着」から自由になる


 快楽を感じるときのドーパミン排出量は
 美味しいものを食べたときは通常の1.5倍
 お酒は1.5~2倍、モルヒネは2倍
 セックスは2倍以上とされ、依存度も高い
 性欲は自分自身の感情の暗い部分を増大する
 快楽物質の奴隷とも言える
 性欲を断ち切らねば、脳から放出される
 化学物質に脳は支配され続ける


セックスはモルヒネ以上の快楽をもたらす
ゆえに性欲は「執着」にがんじがらめになる
性欲を断ち切ることで
自由で充実した人生が送れる


死の恐怖は消すことができる


 未来永劫など宗教などに支えられていない限り
 死の恐怖はぬぐえない
 恐怖は生命の大事な防御機構である
 著者の患者で、人一倍死を恐れていた
 健康マニアの患者が、急に倒れて
 それ以降死を恐れるのがばかばかしくなったという
 人の死亡率が100%と気づき、死を受け入れたときに
 恐怖が消えたという


どうせいつか来るものに怯えて生きていては
人生がもったいない
そんなことを忘れてしまうくらいに
今を楽しく生きたほうがいい


比較するのをやめる


 自分と他者を比較することで悩みは生じる
 自分の悩みが生じるのは自分が持っている
 お金が他者と比較して少ないとか
 他人と比較して給与や役職が低いからとか
 相対的な価値観で物事を受け止めるのを
 やめること
 比較はポジティブな力の反面
 他人をおとしめるネガティブさを持つ
 自分のみならず他者をも不幸にしてしまう


大切な残りの時間を
他者との比較に使っていたのでは
もったいない
死の瞬間は、皆平等となる
比較などせず自分自身人生を精いっぱい
生きてこそ、結果的に生きていてよかったと
思える人生ではないか
他人と自分を比較し
他者を蹴落とし這い上がっても
死ぬ瞬間は、誰もが平等であることに気づく
人生最後のときには、結局
「自分が何者で、何が大切なのか」
だけが重要となる





*************☆



いつも思うことは
本は一人の作家が書いたものであり
たった一人の考えにしか過ぎないということ


もんちっちは鵜呑みにしないし
そいいうものの捉え方もあると
思って読んでいる
共感するところもあれば
理解不能なところもある


そんな人生もあるんだと新鮮な驚きもあるが
若いころのような感激はない


むしろ物事の見方が多方面の本は面白い
宗教を持たぬもんちっちのような人間にとって
神の存在はないわけで
死は経験のない恐怖でもあるが
むしろ楽しく孤独を味わいながら
自分時間を送れることに
今は感謝している



今日は暑くて脳みそがゆだりそう(笑)
さっそく窓の修理の部品が届くというので
炎天下窓が閉まらない車で
ディーラーに行った
そしたら「部品を発注するのを忘れた」
とのこと





ここでもヒューマンエラー?
この暑さだ
仕方がない(笑)
明日また炎天下?修理をお願いしに
行くとしよう(笑)



死ぬことなんか忘れるくらい
人生を楽しもう!



赤信号みんなで渡ればみんな死ぬ(笑)♡

×

非ログインユーザーとして返信する