ご報告

2023年10月30日夜中



もんちっちは昔から夜が怖い


ここ15年怖さを忘れていたのは
はなのおかげかもしれない


何度も箱に入ったはなを見た
カチンカチンで氷の石みたいだ
冷たくていつもの温かさはない


パソコンの音声を落とさなきゃ
と思ったら
いいんだ、もう気を使う相手はいない


照明を暗くしなきゃと思たら
いいんだ、もう気を使わなくても


ここ数週間あちこちに敷いてあった
ペットシートがない
そうか、もう後をついて行って
片付けなくてもいいんだ


ソファーの端っこに座っているのに
気づいた
そうか、もう場所を開けなくてもいいんだ


台所に立ってふとソファーを見ると
はなはいない


トイレに入っても
心配そうに見に来るはなはもういない


はなで始まり
はなで終わった一日が
今日からなくなる


エアコンは23.5度
でも今日は付けない
寒がりのはなはもういないから


はなのおもちゃも洋服も
買いたてのごはんもシートも
手つかずのままみんな
まとめて捨てた


実態のあるものを残すは
辛すぎる


カシャカシャと歩く
はなの爪音が聞こえない


当分辛いんだろうな
きっと



誰かから聞いたが
極楽浄土からの使いの船に
同じ時期に3人載せるのだと言う


ブロガーさんの知り合いの
フレブルさんが亡くなって
ムラゴンのブロガーさんの
フレブルさんが亡くなって
そして同じ日の近い時刻に
はなが亡くなった


3人(3匹)そろったわけだ
同じ船に乗って出発する
こういうときって
仏教もキリスト教も関係ないね
きっと


魂もあるのかもしれないし
虹の橋もあるのかもしれない



非科学的な自分に失笑している


当分お酒の量が増えそうだ
たいして飲めもしないのにネ(笑)


あまりに静かで
なんの気配もない夜中
一人ぼっちの夜が怖い



2023年10月30日 月曜日



次女からメールが来た
ブログを読んだかな?
「はなのしゃしんおくってね。
おちついてからでいいからね。
はなにあいたかった。」


横浜にいたころのはなと私と
死んだ夫と長男、長女が写っている写真
(誰かいつ撮った写真だろう?)


そして「千の風になって」の動画
ペットロスソングのyou tube 動画が
添付されていた
「幻覚幻聴にまどわされないでね」と



長男から昼前に電話があって
「半休もらったからそっちいくわ」と
忙しいのに申し訳なさで涙が出た


素直でないもんちっちは
来なくても大丈夫みたいなことを
言ってしまったような気がする


結局はなのお迎えには来てくれて
斎場への送り出しに立ち会ってくれた
3時にお迎えが来て
骨壺に入って帰ってきたのが7時過ぎ
凄く大きな骨壺だった


待っている間
長男は you tubeの面白い動画や
アマゾンプライムで面白い番組を
教えてくれて一緒に観た
彼なりの慰め方の優しさだった


ひとりでこの時間を過ごすのは
きっととても辛かったと思う


ごはんも出さずにごめんね


辛い時
話せる家族がいるということは
生きていて一番うれしいことなのかも
しれない


昨夜も義娘からメールをもらったが
返す心の余裕がなかった
それを察した義娘が
気を使ってくれていたとを知り
優しさに涙が出た


子どもの前では泣くまいと思っていたのに
泣いてしまった


人は愛の中で自分を感じていると
他の人にも愛をあげることが
できるものなどだと思った


長男が幸せに暮らしていることが
心から嬉しかった


こんな気の利かない親から
こんな優しい子どもたちが育って
くれたことを本当にありがたく思う


普段は離れて暮らして無沙汰をしていても
いざというとき力になってくれるのは
家族という絆
この小さな社会を大事にしていこう


迷惑をかけないようにしようと
ひとりでがんばってきたように思うが
そうではなくどこかで肝心な時に
家族は支えてくれている


はなの物は今日まとめて
みんな捨てた
今回たくさん買い置きしてしまった
シートやおむつややドッグフードも
みんな捨ててしまった
残っていては未練が残る


こうしないともんちっちは前に進めない


今日またバカなことに気づいた
はなの誕生年月を勘違いしていた
はなは2009年7月16日生まれだった
15歳ではなく14歳と3か月
古いアニコムのカードが残っていて
それを見たらそう印字されていた


人間だったら大変なことになっていた


記憶違いとはそんなものかもしれない
思い込み、ボケ
恥ずかしい限りである


はなは15歳まで生きると思っていたから
死期を早めたのはもんちっちなのだろう(笑)


いずれにせよ
はなは今日
大きな骨壺に入って帰ってきた


もう少し一緒にいて
晴れた暖かな日に
海に流してあげようと思う


こうやって一つずつ
少しずつ捨てて
時間だけが悲しみをやわらげて
くれるものなのかもしれない


次女と長男、義娘に
心から感謝をしたい


コメントをくださった方々
すぐにお返事書けなくてごめんなさい
もんちっちは大丈夫です
温かなお言葉に
心から感謝いたします



心こめて、もんちっち




2023年10月30日 お別れの時




火葬後のはな





虹の橋
元気にかけて行け♡

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